最新の研究から読み解くSGLT2阻害薬の更なる可能性

サイトへ公開:2025年11月20日 (木)

2025年12月18日(木)開催のJardiance LIVE Academiaです。「最新の研究から読み解くSGLT2阻害薬の更なる可能性」を田口 顕正先生にご講演頂きます。

抄録:
SGLT2阻害薬は、糖尿病の有無を問わず腎機能低下の進行を抑制することが大規模臨床試験で示され、慢性腎臓病(CKD)治療の基軸と位置付けられている。本邦ではCKD患者数の増加が報告され、原疾患不明での透析導入例の比率も上昇傾向にあることから、疾患横断的に腎障害の進展を抑制しうるSGLT2阻害薬の臨床的意義は一層高まっている。
急性腎障害(AKI)は従来、救命救急領域で生命予後に影響する重要な疾患として捉えられてきたが、近年はAKI患者の増加に伴い、生存率への不利な影響に加えて、AKIから離脱後もCKDの進行、心血管イベント、精神心理面の不調など長期転帰に大きく影響することが明らかとなっている。
とりわけ、AKI後のCKD進行は、AKI再燃や心血管イベントの素地となり、末期腎不全への進展が臨床上大きな問題となるため、AKI後のCKD進展を抑止する治療戦略の確立が求められる。
近年、SGLT2阻害薬がCKD患者において、このAKI後のCKD進行を抑制し得る可能性を示唆するエビデンスが、基礎および臨床研究の双方で蓄積しつつある。本講演では、SGLT2阻害薬の作用機序を最新知見に基づいて概説し、AKI後の腎臓に対する同薬が与える影響について紹介する。

※効能又は効果
〈ジャディアンス錠 10mg・25mg〉 
2型糖尿病
〈ジャディアンス錠 10mg〉
慢性心不全 ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
慢性腎臓病 ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。

日時

  • 2025年12月18日 (木)
  • 12:25 〜 12:40
  • ウェブ講演会
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登壇者

田口 顕正 先生
演者

田口 顕正 先生

久留米大学医学部 質量分析医学応用施設 講師/久留米大学医学部 内科学講座腎臓内科部門 研究室主任

スケジュール

2025年12月18日 (木)

12:25 - 12:40
最新の研究から読み解くSGLT2阻害薬の更なる可能性

主催:日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
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P-Mark 作成年月:2025年8月