『石井晴之, 栗原泰之編. 教科書では学べない胸部画像診断の知恵袋. p72-92. 2020』 『石井晴之, 栗原泰之編. 教科書では学べない胸部画像診断の知恵袋. p72-92. 2020』 19■ 図9 胸部HRCT(A:上縦隔奇静脈弓、1mmスライス厚。B:肺門部、1mmスライス厚、C:肺門下部、1mmスライス厚。D:肺底部、1mmスライス厚)頭側(A)より尾側(D)に優位な病変分布を認めます。中枢側から末梢にかけて均一なすりガラス影が地図状に 拡がっています(D)。非区域性すりガラス影が主に胸膜直下に、中枢側にも状の分布を示す。病変部に向かって凸の二次小葉(図9D:矢印❶)が確認できる正常な部分、淡い小葉中心性粒状病変(図9B、D:矢印❷)、 汎小葉性のすりガラス影が混在する。すりガラス影の内部に牽引性気管支拡張(図9C、D:矢印❸)を認める繊細な網状影にみえる部分とすりガラス影とが混在している。汎小葉性分布(図9C:丸円)をとる区域性の拡がり地図状分布の拡がり胸膜下領域の変化内部情報
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