指定難病「特発性間質性肺炎」の診断基準と重症度分類の変更(2024年4月)
サイトへ公開:2024年03月28日 (木)
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2024年4月より、指定難病「特発性間質性肺炎」の診断基準と重症度分類が変更になります。
特発性間質性肺炎(IIPs)の診断基準アップデートでは、「臨床診断群」の対象が広がり、IPF以外のIIPsにおいても診断基準を満たす場合は外科的肺生検なしでIIPsに診断可能となります。また、特発性間質性肺炎(IIPs)の診断フローチャートが作られ、IIPsの診断基準に[iPPFE]と「分類不能」が追加されます。
重症度分類アップデートでは、安静時PaO2が80Torr以上でも、 6分間歩行時の最低SpO2が90%未満の場合は重症度Ⅲ度となり、難病医療費助成の対象になります。
(※難病医療費助成の申請はIIPsの診断基準を満たしていることが条件となります)
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間質性肺疾患・肺線維症は、原因が多岐にわたる難治性の疾患です。また、診断や治療に関する研究が日々進歩している疾患でもあります。このページでは、疾患や診療に関するさまざまな最新情報をまとめています。日々の診療にお役立てください。
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本コンテンツでは、神戸市立医療センター西市民病院 副院長/呼吸器内科部長 冨岡 洋海先生のご解説をご覧いただけます。